こんにちは、いちすけです。
このページではAxiomVergeのメモ「公式書面(Official Letter)」についてお話ししたいと思います。
考察はネタバレも含んだ情報となりますので、未プレイの方はご注意ください。
メモ「公式書面」について
こちらは薄茶色のメモ(粘土板:Clay Tablet)であり、スドラ語で書かれたものです。
こちらもメモ「安全に関する告知」と同様に「ニン・ウランナ」という方が記載しています。
このメモはE-Kur-Mahにあります。
メモ「公式書面」の引用
女祭司長 エシンニマ様
メモ「公式書面」 – AxiomVerge
ご心配の件については理解しましたが、クルリツたちの提案に従うことには賛成しかねます。
そもそもクルリツだちがこの疫病を作り出した可能性も皆無ではないのです。
ニン・ウランナ
メモ「公式書面」の考察
こちらのメモですが、公式訳を見る前に原文をこちらで和訳してみました。概ね以下の通りになります。
通常クリルツたちの提案に従うことには賛成しかねますが、他に選択肢がありません。
とにかく、私たちは「これ」を生き残ることはなさそうです。彼らの望む通りにしましょう。
意味合いがかなり違いますね。というより殆ど反対の意味となっています。(また、クルリツとなっていますが、原文では「Kuliltu」となっていますので「クリルツ」または「クリルトゥ」が正しい読み方になります。)
公式訳ではクリルツ(=ルサルキ)たちを怪しんで抵抗している様子ですが、原文の方はもう無理だから言うとおりにしよう…という諦めの境地のような文章になっています。
女祭司長にこのようにお話しできるということは、このニン・ウランナはかなりの地位にいるのではと想定しましたが、どうやらシュメール語でニンは「Nin」であり、女王の意味があるようです。つまり、これは女王からのお願い、もしくは命令に当たるのでしょうね。
翻訳者がこの訳に差し替えた理由があるのだろうか…というのは気になるところですが、実際本当にルサルキたちが疫病を解き放った可能性も考えられるため、文章の翻訳としての意味は異なるものの、ストーリーラインとしては、実は問題がないどころか良いところを突いている可能性もあります。
本文中の「これ」について
こちらもおそらくですが、これ=「疫病」なのかなと推定されます。これよりも時系列がさらに後ろであると推測されるメモ「告知文」にて、ニン・ウランナもエシンニマも疫病にて亡くなったと記載されているためです。
それでは、今回はこの辺りで。
また来てくださいね。
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