こんにちは、いちすけです。
今回は久しぶりにAxiomVergeのお話です。
AxiomVergeにおいて、冒険の舞台となる【スドラ】のエリア名についてお話ししたいと思います。
スドラ言語を調べてみると、シュメール語が元になっていることが分かります。それを起点にして、単語の意味を調査しました。いくつか不明なものもありますがご了承ください。
(大学の文献等に当たると、殆どが日本語では書かれていなかったため、読解ができず意味を調べ切れなかったものもあります…。言語の壁厚い…。)
「ERIBU」エリア
これはシュメール語で「入る」や「入口」という意味を持つ言葉のようです。
読み方は「エリブ」で問題ないと思います。
「ERIBU」エリアはゲームのスタート地点ですから、ふさわしい言葉だと言えるでしょう。
実際にメモ「薄くなった文字のメモ書き」でも示したように、トレースが最初にスドラに降り立ったのもこの付近だと考えられます。そういう意味でも「入口」なのかもしれません。
「ABSU」エリア
こちらはシュメール語で「海」を表すようです。
読み方は「アブス」または「アブズ」でしょうか。
そういえば確か、似たような名前のゲームがあったような気がしますね。そちらは海に潜って探索をするゲームでした。
エリア的な雰囲気は、海というよりは洞窟のような外観です。あまり海っぽくはありませんね…?
ここには、監獄のようなエリアがあります。ルサルキのエルセノヴァが居るのもこのエリアです。
「ZI」エリア
ちょっと微妙なのですが、シュメール語で「生命」と推測します。
考えの根拠としては、このエリアにルサルキたちの毒素を抜き、循環させるための「パワーフィルター」が存在したこと。それから、何かを通すようなシャフト等がエリアに存在していることから、スドラの無機生命体のメンテナンスをするためのエリアではないかと考えました。
まぁただ、他のエリアは地名と言いますか、より場所的な名前を示しているのに、ここだけ「生命」はどうなんだろう、とは正直思っています。同単語の他の意味で適したものがなかったものですから。
このエリアには、ルサルキのヴェルスカがいます。
「KUR」エリア
こちらはシュメール語で「山」もしくは「冥界」を表すようです。
おそらく読み方は「クル」。
「KUR」エリアは実際に洞窟と山脈のようなエリアです。そういう意味では、AxiomVergeにおける「KUR」は「山」の方の意味が強いと考えられます。
ここには修理ドローンの活性化装置と、すでに完全に機能停止しているルサルキのカトラハスカの残骸が残っています。
FGOをご存じの方は、エレシュキガルというキャラクターの宝具「クル・キガル・イルカルラ」に覚えがあるかもしれませんが、その「クル」の部分と同じ意味と考えています。(おそらく、KUR-KI-GAL-IR-KAL-LA。)
「INDI」エリア
こちらはシュメール語文字を組み合わせて確認した結果、「道」という意味である可能性が高いと思われます。どうやら「INDI」は「INTI」と同じ意味を持つ単語のようです。
読み方は「インディ」で良いと思います。
「道」という意味は、この「INDI」エリアが横に広い一本道のエリアであることや、多くの他のエリアへつながっていることからも、意味的な裏付けができると考えています。
このエリアにはルサルキのオラッカが居ます。彼女に乗ればINDI内をスムーズに動けるため、他のエリアに移動するのが楽になるでしょう。(AxiomVergeにはファストトラベル機能が無いため、オラッカの存在はとても重要です。)
「UKKIN-NA」エリア
こちらもシュメール語の単語を確認した結果、「議会岩」となるかと思います。
読み方は「ウッキン・ナ」で良い、ですかね。そのままですが。
まず「UKKIN」がシュメール語で「評議会」「集会」等の会合を表す言葉になります。メモ等から推測される世界背景的にはおそらく「評議会」の方が適切と思われます。
「NA」の方は「石」や「岩」に近い意味のようです。「席」のような意味もあるようですね。
メモ「告知文」に記載されていた「議会岩」という単語はこの「UKKIN-NA」を指している可能性が高そうです。
「EDIN」エリア
「EDIN」はシュメール語で「草原」や「ステップ」を意味します。
読み方は「エディン」でしょうか。
このエリアは確かに草原のような背景になっていますし、言葉の意味とも合っているようです。
なお、この「EDIN」。「楽園」である「エデン」と同一の意味で語られているものが多く見られますが、この「エデン」の由来説をはっきり否定している資料も見られました。
このエリアの背景にて、空に広がるブリーチを見ることができます。格子状のエネルギーフィールドみたいですね。
「E-KUR-MAH」エリア
「E-KUR-MAH」は単語を組み合わせた結果「偉大なる山の神殿」であると推測します。
読み方は「エ・クル・マー」もしくは「イ・クル・マー」。
「KUR」については、別項にてお話しした通り「山」を意味します。
「E」は家・建物・住処を表すようです。そして、「MAH」は「高貴な」とか「偉大な」という形で訳すことが出来ますので、合体させると上記のような意味になる、と推測しました。
たしかに、このエリアはアイテムの「スドラの鍵」がないと入れなかったり、意匠に金色が使われているなど、他のエリアと比べると神殿らしさがあるかなという印象です。ゲーム的に言えば、緑が茂っているエリアの難易度がやや高いのでそちらの印象がとても強いですが。
「MAR-URU」エリア
こちらは色々と調べてみたのですが、あと一歩納得がいきませんでした。
後ろの単語から行くと「URU」は「都市」を表すようです。これは現実に「ウル」という都市があったことからも納得がいく意味になります。
そして「MAR」を調べてみると「戦車」と「台車」という意味が出てきました。
「都市」というのはこのエリアの文明が他のエリアに比べて異常に発達していることからも納得ができるですが、戦車…? 確かに、ゲートや防衛機構が多々存在していますが、戦車…。うーん、「戦」という意味であればまだなんとなく納得できたのですが…。
エリアとしては非常に発達した超古代文明的な雰囲気を感じさせるものが多いです。アテトスが居るのもこちら。AxiomVergeの最終目的地です。
というわけで、今回はエリアの意味について調べてみたことをお話ししました。
単なる背景情報ですが、これらによりさらにAxiomVergeを楽しめるよう願っています。
それでは、今回はこの辺りで。
また来てくださいね。
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