こんにちは、いちすけです。
今回は、AxiomVergeの最終目的であるアテトスについて見ていきたいと思います。
アテトスについて
アテトスは今となってはスドラにいる(トレースを除いて)唯一の人間です。
スドラの原住民を病原体をまき散らして全滅させたとされ、エルセノヴァに蛇蝎のごとく嫌われ憎まれています。
彼については何を話してもネタバレにしかなりませんので、早々に考察に行きましょう。
なお、彼はMar-Uruエリアの一番上、最後のステージにいます。
そうだ。
アテトス – AxiomVerge
いつやってくるかと待っていた。
アテトスについて考えられること
もう今更かもしれませんがネタバレです。未プレイの方はご注意を。
トレースやオフィーリアの項でも述べましたが、彼はトレースです。もっと分かりやすく言えば、オリジナルのトレースと言えば良いでしょうか。
ざっくりとストーリーを振り返っておきましょう。
オープニングにて描写されたように、2005年のニューメキシコの研究施設にて、トレースと同僚のハモンド博士は実験中に事故にあってしまいます。そしてトレースはその事故によって、視力を失い歩くこともできなくなるほどの大けがを負うことになりました。
しかし、トレースはこの暗闇の中で科学的な大発見につながるアイデアを閃きます。そして幸運にも完全回復していたハモンド博士と研究を行い、共に物理学の常識を完全に覆す新理論を発表したのです。
しかし、物理学会はこの理論をエセ科学であると非難しました。このときトレースは初めて【アテトス】というあだ名をつけられることになります。
(この名前、神経学の「athetosis」から来ているのでしょうか?少なくともこの単語からは「ハグレモノ」といったような意味は探し出すことができませんでしたが…。)
しかしながら、トレースとハモンドはこの大発見を利用してブリーチを発見し、ブリーチを越えてスドラにたどりつきます。そして、スドラの超技術の一つである再生チャンバー(卵)によって、トレースは完全に回復したのです。このときの記録はメモ「薄くなった文字のメモ書き」に記載があります。
スドラは奇跡に満ちている。
メモ「薄くなった文字のメモ書き」 – AxiomVerge
ぼくが回復できたこと自体がその証しだ。
そして、この時におそらく再生チャンバーを使ってクローン・コピーを生成できることを発見したのでしょう。そしてそのクローンたちは、バリアント(変異種)として変異して(させられて?)いきます。彼らはボスとしてトレースの前に立ちはだかりますが、元は全てトレースなのです。殆ど悪夢みたいな状態ですよね…。
そして、終盤の会話で気になる部分があります。それは以下のセリフです。
話し過ぎたらやつらはきみを○す。
アテトス – AxiomVerge
しかし、こんなのは説明としてどうだ:
○はメ木几又です。
ここで、なぜ真実を知った場合にトレースが○されてしまうのでしょうか。
自然に考えるのであれば「【真実】はエルセノヴァ側にとって都合が悪いことである」からに他ならないからでしょう。
エルセノヴァは大変かわいいルサルキですが、本当にトレースの味方なのかと言われると…正直怪しい部分が多いです。(オフィーリアはその出自から、おそらくトレースの味方側である可能性は少しだけ高いですが…いえ、あまり関係ないかもしれません。)
また、トレースの項目では触れませんでしたが、アテトスはエンディングにておそらくトレースが見せられている夢の中に登場します。ここで発生するのが「何故ヴェルスカの見せている夢の中にアテトスが存在できるのか」という疑問です。
こちらについては「アテトスがパターンマインドであるから」ということで、むりやり納得はできそうですが。(そうなるとヴェルスカもパターンマインド…?となるため、本当にむりやりです。この辺りはもう少し考察を深める必要がありそうです。)
それでは、今回はこの辺りで。
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