AxiomVerge考察 メモ「日記のページ」(ウルク)

「日記のページ」(ウルク)について

このメモは黒紫のメモのうちの一つで、デフォルトの状態で読める言語(英語)で書かれています。書いたのはアテトス…またはアテトスクローンのうちの誰かでしょう。
このメモはKurに存在します。

メモの転記

我々の頭脳はユークリッドのアルゴリズムのように永遠で、全宇宙に同時に存在している。
しかし頭脳は自分自身の終焉を知覚することはできない。
たとえ終焉しても、存続する部分があり、それが我々を運んでいく。
我々はとりたてて賢くなることもなく、この過程を通過する。
しかしウルクはなんだ?これは死というより、致命的に異常な認知症だ。
アルゴリズムはねじ曲がり、ある瞬間から次の瞬間へと変化していく。
アテトスが終わりウルクが始まる確固とした瞬間など全くない。あるのは苦痛の連続のみ。
いま死んだとしたら、以前の私として目覚める幸運に恵まれるだろうか。
あるいは現在の融合体として目覚め、ありとあらゆる影に怯えるのだろうか。

メモ「日記のページ」 – AxiomVerge

クリア後に考えをまとめるための種

さて、このメモもちょっと難解ですが頑張ります。

我々の頭脳は

この例えに使われたアルゴリズムは「ユークリッドの互除法」を指すのでしょうか。定理として当たり前のようにあるものの例えかなと思われます。
そして見出しの訳「我々の頭脳」とありますが、原文は「we know that the mind」となっているため、「精神というものは」ぐらいの訳でよいんですかね。
続きを乱雑に訳すると「それは終焉を知覚しないが、どれかが終わろうとしても別の「それ」が繋いでいくので終わることもない。そしてそれは精神のレベルによって起こる起こらないが決まるわけでもなくほとんど全てのものに起こるものだ。」と私は訳しました。公式訳とは少々違うイメージになるかと思います。

ウルク

上記の続きとして読むならば、そうやって精神とは一続きであるようなもののはずなのに「ウルク」はそうではないと。ウルクとは3番目に戦う巨大な芋虫のようなバリアントですが、あれらは元はアテトスクローンです。変異していく流れの中でアテトスからウルクになったといえる境目が見つからない…こんな精神のものがありえるのだろうか?という話なのでしょうか。
ちなみにウルクはあのバビロニアのウルクを語源にしていると考えられます。また、ウルクはウトゥックとも言うそうです。これはAxiomVerge2の裏のストーリーに出てきますね。

現在の融合体

これもちょっと違うような気もしています。「現在の」ではなく「精神の」融合体つまり、上の話でいうと、アテトスとウルクが混ざり合った状態のことを指しているのではないかと。
ただ、「死んだとしたら、以前の私として目覚める~」と言っているのがちょっとよくわからないところはあります。これは再生チェンバーによる再生を指しているのでしょうか…。

ここまで書いてこのメモはアテトス自身が書いた可能性が高いような気もしました。ほかのバリアントを見るうちで再生後の自分が自分でなくなる可能性を考えて恐怖している…ような。

さて、それでは今回はこのあたりで。

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